1.都営住宅・公共住宅(公営/公社/公団/UR賃貸)とは
都営住宅とは
東京都が保有する土地・建物。 公共住宅のうちの1つで、都知事が指定する者に賃貸物件として供給する。
公共住宅とは
各地方自治体の住宅供給公社が保有する土地・建物。
公共住宅は大きく分けると、
・都市公団
・公社の住宅供給公社
・公営の都営、県営住宅(市営、区営、町営、村営住宅)
公共は各地方自治体の長である都・市の知事が指定する者に賃貸物件として供給する。
都市公団、UR都市機構とは
UR都市機構(UR賃貸)で扱う賃貸物件。旧公団。
主な特徴:良質な賃貸物件で、家賃は一般賃貸相場と同等。保証人が不要で、最低収入に制限があります。抽選or先着順で倍率は低い。年収に応じて家賃が定まる。年収が上がればそれに応じて家賃も上がる
公社/住宅供給公社とは
住宅供給公社で扱う賃貸物件。各地方自治体で存在。特定優良賃貸(特優賃)がある。
特徴:良質な賃貸物件。家賃は一般賃貸相場と同等。保証人が必要で、最低収入に制限があります。
特定優良賃貸(特優賃)・・・収入に応じて各地方自治体より家賃の補助がある。収入が多くなるにつれ補助も減る。
公営住宅とは
各地方自治体が保有する都営、県営、市営、区営、町営、村営住宅。
これらは各都道府県の住宅供給公社で扱う賃貸物件。規模大。
市営、区営、町営、村営住宅は各地方自治体で扱う賃貸物件。規模小。
特徴:全体的に築年数が古い賃貸物件。家賃は一般賃貸相場と比べ格段に安い。最高収入に制限があり、抽選のみで倍率が非常に高い。。
収入が多くなるにつれ、家賃も段階的に上がる。
公共住宅(UR賃貸、公社、公営)の良い点・悪い点(メリット・デメリット)
公団住宅、住宅供給公社
公団、住宅供給公社、は一般賃貸相場と同等なのになぜ人気があるのか。
公共住宅のメリットとして一番大きいのは、一般の賃貸物件と異なり、礼金・更新料・仲介手数料がかからない。
また、公社なら特定優良賃貸(特優賃)も受けられる可能性もあるからだ。
ただし、デメリットとしては、最近のペットブームで一般賃貸ではペット可の所も幾分増えてきているのに対し、
公共ではUR賃貸では一部可の所もあるが、公社・公営は不可。一部試験的にペットと住むことのできる物件が存在します。
公営住宅
家賃が安い代わりに、倍率が非常に高く、何年も応募しているのに当選できない事も良くある話。
また、倍率はその地域によって偏りが大きい。例えば、都営が多い・一般賃貸物件の相場も高めなところ市町村区(足立区)では倍率は若干低く、
逆に世田谷区、渋谷区など都市部・一般の賃貸物件の相場も高めなところはかなりの倍率になる傾向にあるようだ。
最近、高齢者が多いため、バリアフリー、エレベーター設置などが進み始めている。