3.都営住宅の募集について
都営住宅は募集予定があります。都営住宅の募集は年4回でおおよその募集時期は以下です。
募集時期
都営住宅募集1-5月上旬
対象世帯:家族向・単身者向・定期使用住宅（若年ファミリー・多子世帯向）・若年ファミリー向)都営住宅募集2-8月上旬
対象世帯:単身者向・単身者用車いす使用者向・シルバーピア、家族向ポイント方式、事業再建者向定期使用住宅都営住宅募集3-11月上旬
対象世帯:家族向・単身者向・定期使用住宅（若年ファミリー・多子世帯向）・若年ファミリー向)
※都営住宅募集1-5月上旬と同対象都営住宅募集4-2月上旬
対象世帯:単身者向・単身者用車いす使用者向・シルバーピア、家族向ポイント方式、事業再建者向定期使用住宅
※都営住宅募集2-8月上旬と同対象
都営住宅には申し込み際して入居資格があります。ご自身がどの入居資格(○○向け)を得られ、の都営住宅に申し込みできるかが定まります。
上記の内、いくつか聞き慣れない言葉が出てきたので簡単に解説をします。
■家族向･･･申し込み日現在、都内在住かつ同居親族がいること。
■単身者向･･･申し込み日現在、都内3年以上居住している、かつ親族と同居していない50歳以上の単身者
■定期使用住宅･･･入居期間が定められていて(10年)、その年数を過ぎた場合退去、住宅返還となる。
■多子世帯･･･申込者に１８歳未満の児童が３人以上
■若年ファミリー･･･申し込み時の入居予定者全員が40歳未満
■シルバーピア･･･65歳以上の単身者または2人世帯
都営住宅の2つの募集方式
都営住宅には「一般空家の募集=抽選方式」と「ポイント方式での募集」2つあります。
一般のあき家住宅では「抽選」により当選落選を決定しますが、ポイント方式では「抽選を行わず」、
「住宅に困っている度合い」をポイント化し、そのポイントの高い人から順に登録してあき家住宅をあっせんする方法です。
ただし、都営住宅のポイント方式はひとり親（父子・母子）・高齢者・心身障害者・多子・車いす使用者世帯のみ申し込むことができます。
ポイント方式に該当しない方は、年2回(5月上旬、11月上旬)募集があり、ポイント方式に該当する方は年4回募集がある、ということになります。
都営住宅のその他の募集
都営住宅には、まだ他の方法で住宅を募集･斡旋しています。
都営住宅-地元割当
年4回の大きな募集は東京都･東京都住宅供給公社が行っていて、地元割当ては市区町が独自に行うものです。 よって地元割当の文字の通り、都レベルでの申し込みできませんが、同市区町内の住宅の募集があり申し込みすることができます。
※募集の戸数はかなり少数で、募集時期も不定期です。詳しくは市区町役所か広報誌でチェックできます。
家族向け都営住宅直接受付
こちらも年4回の大きな募集とは別に募集を行っています。この都営住宅直接受付というのは、「孤独死で発見が遅れた住宅」「自殺等があった住宅」があき家になったことで貸し出す住宅です。簡単に述べると「いわくつき」という言葉が適当なのでしょうか。
こちらは年3回で7月,10月,1月にあります。申込書の配布などは行っておらず、詳細はJKK東京のHPを参照するか、東京都住宅供給公社に問い合わせることになります。
都営住宅直接受付に申し込むためには、都庁第二に出向くことになります。その場で住宅の詳細を見て選択するのですが、現在の応募状況が張り出されているので、それを見極めた上で倍率の低そうな住宅に申し込むといったことが可能です。応募が多数の場合は抽選となります。中には死因･場所などが記載されているものもあります。
都営住宅の募集についてのまとめ
都営住宅に1日も早く入居したい、住宅にお困りの方は、都営住宅の募集時期等細かくチェックして、申し込みし忘れないように心がけましょう。
また、年2回の「都営住宅家族向」だけ申し込むのではなく、年2回の「都営住宅家族向」と「都営住宅地元割当」を組合して申し込むことが可能ですし、加え「都営住宅直接受付」と全て申し込むことも可能ですので、当選確率が上がり都営住宅への入居が近づくと思います。
